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山長商店の仕事

林業からプレカット加工までYAMACHO CYCLE SYSTEM

紀伊半島南部に約6,000ヘクタールの自社林を所有する山長商店は、植林から始まり、育林、伐採、製材、乾燥、仕上げ、品質検査、選別、プレカット加工までを全てグループ一貫体制により、樹齢50~100年の紀州産杉・桧を製品化しています。林業から製造までの工程をご紹介します。

林業

林業のしごと

◆林業のしごと

業の技術は、その土地条件や気候条件が影響するため、各地で大きな違いがあります。

山長では、建築用材として最適のスギ・ヒノキを、この紀州の土地・気候にあった形の「育林技術」を駆使して山造りをしてきました。その結果、「年輪幅が細かく、強度と光沢のある、狂いの少ない」 山長ブランドの紀州材を生み出しています。

林業の仕事

苗木づくり

◆苗木づくり

 

長商店グループの仕事は、一本の苗木づくりから始まります。

植林する苗を大量に生産する方法として「実生苗」と「挿し木苗」という代表的な2種類の育て方があります。
私たちは、種から苗を育てる「実生苗」を採用しています。
種から育てると様々な遺伝子が芽吹くため、「挿し木苗」と比べると成長にバラつきが発生しやすくなりがちです。
良い木材製品になるよう、育林時、間伐時に手間がかからないよう、種から厳選して育てています。

育苗箱に種をまき、約2ヶ月半後、成長した苗を小型プラグに移植。
山に植林するまで、病気になっていないか、適切な水分が確保できているか、日々の管理が欠かせません。

植林

◆植林

種子は2年間苗床で育てられた後、スギ・ヒノキ、相性の良いところを見極め、1haあたりに約5000本を1本ずつ丁寧に植林します。時期は2月から3月。熟練の職人でも1日にせいぜい300本がやっとというペースで、全国と比較しても植裁密度の高い植林作業が始まります。

植林

は植裁できる場所が限られるので、植えられる苗木は外見は同じようでもそれぞれに性質が異なり、樹種に適した場所に植えることが重要になります。この植裁場所を間違えると、植えられた木は正常に育ちません。
これを「適地適木」といい、苗木を植える作業上で最も失敗の許されないポイントとなります。
職人の豊かな経験と勘が頼りの判断です。

州の場合、面積比で約43%弱がスギで、約55%弱がヒノキ、2%強がその他という割合になっています。
もちろんその中でも「選別された素性の良い苗木」を植えなければならないことは言うまでもありません。

下刈り

◆下刈り

雨明けから9月頃までは、炎天下の中、苗木の周りの雑草を下刈鎌か下刈機で刈り取る作業(スギは植林から約7年、ヒノキは約10年)が続きます。
林業の仕事の中でも最も過酷な作業です。

◆下刈りの目的

面が光を受けると、陽性の植物いあわゆる雑草などがいち早く進入して繁茂が著しいため、必ず下刈りを行います。杉や桧の苗木はその樹木の生育に必要な明るさの場所に植栽されますが、その明るさは草本類や他の樹種にとっても好適な生育環境となるため、下刈りせずにそのまま放っておくと苗木の生育が妨げられ、生存すらできなくなることもあるのです。

除伐・間伐

◆除伐・間伐

は木の生長に応じた「間引き」が必要となります。
除伐・間伐は植林から最初の10~15年で1回、その後約10年ごとに状況を見ながら実施されます。

●除伐の基準

 (1) まっすぐに成長しているか
 (2) 上部の枝ぶりは貧弱でないか
 (3) 顕著な欠点はないか
 (4) 年輪幅はあまりに太すぎたり、細すぎたりしていないか 
    職人の経験と勘が、50年先の材の出来を大きく左右する重要な作業です。

除伐・間伐をしないとどうなる?

生長につれて枝葉がくっついて、山肌に光が入らなくなります。山に光が入らなくなると、山肌に草が生えなくなります。
下草のない山肌に雨が降ると、その土は簡単に流れ出してしまいます。特に集中 豪雨や台風のときには大規模や山崩れを引き起こす原因にもなってしまうのです。

また、間伐をしないと木々の間隔が狭くなります。
そうなると土壌の栄養分が木に行き渡らず、木は枝葉を広げて十分な光合成を行うこともできなくなり、十分が生育ができない木ばかりができてしまうのです。(建築材としては不適)除伐・間伐は、山の環境を守り、さらに良質な材をつくるために必要な作業なのです。

伐採

◆伐採 

半世紀以上の時を経て「収穫」

●伐採作業

齢60~70年となった杉や桧など伐採時期を迎えた原木は、チェーンソーで木の根元を伐り倒されます。
伐採の時期は、9月から3月の、木の成長の休止期に行うのが最適といわれていますが、
最近では乾燥技術の進歩等により、年間を通じて伐採されています。

●集材作業(搬出)

り倒された原木は、空中にワイヤーロープを張った「集材架線」で林道端の「山元土場」まで搬出されます。

60年生の材は約20~25mにもなります。紀州の山林は急傾斜地が多く、作業道の開設~各種機械の導入が難しいため、大量に出材できる『架線集材方式』が採用されています。搬出の方法は、枝をつけたままで搬出する「全木集材」と、枝を切り落とした状態で搬出する「全幹集材」の二通りの方法があります。少し前までは、伐採後、その山で造材され、その後搬出されていましたが、現在では殆ど、伐採後は先ず搬出され、その後に山元土場で造材される方法がとられています。

●造材作業

材作業とは伐採され、または搬出された木を、プロセッサーなどの林業機械を用いて「根元の曲がり」「腐れ」などの欠点部分を除き、枝葉を払いながら林業上の基準に従って適当な長さに伐って「木を造る」ことをいいます。次の製材過程の「下ごしらえ」に当たる作業にあたります。
たとえば、4寸角柱材を作る場合は原木時の口径が16cm~20cmの部分を使用します。一本の立ち木から4寸角3m材は僅か1~2本しか取れない計算になります。それ以外の太い部分は梁に、細い部分は補助的な部材用と適材適所に切り分けて行く作業段階です。

●選別・仕分け

うして「造材作業」を経た木は、自社所有の「田熊貯木場(2ha約6,000坪)」に搬入されます。
ここでは、節・樹齢・アテ材の見極めを経て、各種用途に選別、仕分けられて製材工程へ送られていきます。

長の木はこうして生まれ育って数十年の永い「成長の眠り」から目覚めたあと、 製材・乾燥・品質検査の工程を経て、 1本の銘柄材として商品化されていきます。
林業の仕事は、こうした作業を永々と繰り返すことにより守り伝えられていきます。
「植えて育てる」 → 「伐採」 → 「植えて育てる」という地道な作業の繰り返しが、山を守り、自然環境の保全につながっているのです。

 

製材

皮剥き

◆皮剥き

の先2~3日の間に挽く丸太は貯木場から製材工場へと運ばれ、
丸太は機械で自動的に皮が剥かれます。

くの製材工場では、排出される樹皮・端材が産業廃棄物として処理され、近年では環境問題として懸念されています。
山長ではクリーンエネルギー・環境保護の観点から、製材工程で排出される樹皮・おがくず等は、バイオマス燃料として自社の熱源変換システムにより木材乾燥機の熱源として使用しています。
また、端材は木屑(チップ)として製紙工場に供給されています。


バイオマス燃料を熱源とする自社木材乾燥機

製材

◆製材

太を四角く加工する段階の作業です。
良質の製品をつくる為には、職人が1本1本、素材の「癖」を瞬時に見極め、更に自動製材装置が高い能力を発揮し良質な材を作り上げています。
木材を真っすぐ挽く事は容易ですが、真っすぐで曲がらない木材を挽くことは非常に難しく、高度な製材技術が要求されます。

職人の木挽きの目を再現する高性能自動製材システムを平成19年に導入し、比較的小さな材の製材に利用しています。一方大きな梁などの材は、送台車によって 職人の手で一本一本製材が行われます。

乾燥・品質検査

乾燥

◆乾燥

材に比べて乾燥が著しく難しいとされる杉材の乾燥。当社ではこれまでに最新鋭の乾燥装置を導入し、杉材の人工乾燥をハイレベルな次元でクリアしてきました。

高温蒸気式減圧乾燥機

内の圧力を最大0.2気圧まで減圧することにより水の沸点を下げ、従来よりも低い温度で乾燥を可能にした最新の減圧式乾燥機を導入。
→ 詳しくは「高温蒸気式減圧乾燥機」の頁をご覧ください。

モルダー仕上げ

◆モルダー仕上げ

燥、製材された木材はコンピューター制御により更に0.1mm単位の精度で4面同時に成形されます。

品質検査

◆品質検査

ルダー仕上げ後、職人が1本1本目視検査を行い、割れ・虫害・反り等の不具合をチェックします。
節の程度もこの工程でチェックされ「化粧材」と「並材」の選別も行っています。

含水率・強度測定

◆含水率・強度測定

【マイクロ波含水率測定器】
木材を透過したマイクロ波の減衰率を計測し木材含水率を算出します。

【動的ヤング係数測定器】
木材を打撃することによる振動周波数から強度を測定します。
含水率測定と同じライン上で、連続して行われます。

グレーディング

◆グレーディング

水率測定ならびに強度測定の結果が、自動的に材に印字されます。
合格品には日本農林規格(JAS)に基づいて、ヤング係数による機械等級区分強度と含水率、樹種、寸法等を表示するだけでなく、どこで伐採された木材であるか を示す木材表示推進協議会(FIPC)の認証マークを付け、明確な産地表示(紀伊半島産)を行います。

この品質検査を、柱材、土台材、梁桁材など、生産される全ての材に対して行います。
一本一本には全て異なるシリアルナンバーが記され、強度情報や乾燥情報を保存することにより、より良い製品づくりに生かしています。 一本一本を測定し、その結果を印字することによって実現できた「木材性能の見 える化」。 誠実かつ厳格な品質管理と、それを表示することにより、住まい手の皆様が安心 してお使い頂ける製品づくりを行っております。
(詳しくは「山長商店JAS製品」をご覧ください)

加工

CADオペレーション室

◆CADオペレーション室

レカット加工をつかさどる、いわば司令室に当たるのが「CADオペレーション室」です。ここでは、各種プレカットマシンへ加工データを入力するための専任スタッフが最新鋭のCADマシンを駆使し、加工図面に基づいてデータ処理を行っています。

また、年々注目される国産材のプレカットこそ、山長グループが最大の強みを発揮します。特に色艶・木目が美しく、強度にも優れた山長ブランド材を最大限に活かす「現し」部分の加工には操業当初から対応。長年のノウハウをもとに、紀州材の架構のプロとしてきめ細やかな打合せをさせて頂きます。

選別

◆選別

長では工場ラインの自動化が進んだ現在でも、品質検査に合格した材をさらに選別しています。建物のどの部分に使用するのが有効なのかを選別する工程で、柱材、横架材、羽柄材などに振り分けます。建物の寿命や美観を左右する熟練職人の目利きが重要な作業です。

プレカット加工

◆プレカット加工

成9年3月に操業開始したプレカット工場では、操業当初より無垢国産材のプ レカットに力を入れてまいりましたが、より一層のレベルアップを目指して、平 成22年9月にほぼ全てのプレカット機械を入れ替えました。
もちろん羽柄材加工、合板加工にも対応しており、無垢材にも対応した金物工法の加工も可能。 お客様の様々な御要望に最新鋭設備でお応えしております。

このように自動化されたプレカットラインでも、加工前の目配りは欠かせません。当社では、墨付けをした昔のように一本一本の部材品質や木裏木表等を確認してから加工することにより、ムク材特有の一本一本の性質の違いを見極め、それを活かすことを心がけています。林業から製材、プレカット加工までの一貫生産体制をとる山長グループだか らできる、木材の目利きのプレカットです。

 

◆図面と照合

1本1本丁寧に、ムク材の性質を見極め、図面と照らし合わせてチェックを行っています。実際に家が建った際にどの個所にどの部材を使用すれば最適なのかを見極めます。

 

◆自動加工機

CADオペレーション室からのデータをもとに、施工される家の形に合わせて、1棟ずつ機械で仕口(木材同士の組み合わせ)を加工します。

熟練職人による手加工

◆熟練職人による手加工

レカットの基本は手加工にあり」の信念に基づき、プレカット工場に熟練の大工職人を配置。
一般のプレカット工場では敬遠されがちな、複雑な加工の物件であっても、熟練の大工職人の伝統の腕と最新鋭機械の両方をを駆使することによって、お客様の多様なご要望に対応致します。

化粧材の仕上げ

◆化粧材の仕上げ

超仕上げ鉋盤

工による手鉋仕上げを凌ぐ精度で鉋掛けをし、材表面の美しさが要求される壁工法や化粧梁あらわし工法に対応。高品位な切削肌をもつ材にするため、一本一本注意深く超仕上げ加工を行います。

出荷

◆出荷

しなどのデリケートな部材には紙巻き養生を施して万全の態勢で各建築現場に発送します。

信頼の安定供給体制と徹底品質管理

信頼の安定供給体制と徹底品質管理

住まい手の皆様の一生に一度の家づくりに
   常に安定した品質と納期でお応えします。

材は自然素材であるがゆえに、品質や性能にバラツキが生じます。また、集成材とは異なり、一本一本の丸太の性質が違い、その長さと大きさがそのまま製品の長さと大きさにつながってしまう国産ムク材の場合、非常に多岐にわたる家一棟分の部材を、御注文頂くお客様の納期に合わせて、常に安定した品質で準備することは決して簡単なことではありません。私ども山長商店では、山林経営から製材・乾燥・プレカットまでを自社で行う山長グループ一貫生産体制と、長年培われた紀州の山林ネットワークにより、一年を通じて豊富な在庫でお客様の御注文にお応えすることが可能となりました。

よく使われる寸法の木材はもちろんのこと、お客様のプランに応じた特殊な寸法の木材にも我々の山林部門が柔軟に対応し、高品質な紀州材を用意致します。常に豊富な在庫の中から選別を行うことにより自然素材特有の品質のバラツキを厳格にチェックし、お客様に選りすぐりのものだけを自信を持ってお届けする。山長商店が「自然素材のプロ社員集団」と言われる理由がここにあります。

 

“山長ブランド”の自信は、丹念に行われる検品作業から生まれます。
 当たり外れの無い製品づくりがお客様の信頼を支えています。

品に始まって検品に終わる。山長が一貫して取り組み、重視しているのが、一本一本の木材を調べ、検品し、それぞれの用途に仕分けることです。製材とプレカット工程だけでも、4回以上の検品・検査を実施します。これは“山長ブランド”の紀州材として自信を持ってお届けするために、欠くことのできない作業プロセスです。

製材工場やプレカット工程で加工精度をチェックするだけではありません。木は天然素材だけに全く同じものはありません。一本一本の木材を目視で調べ、曲がりや反り、たわみがないかチェックし選別、仕分けされます。長年に渡って培われた製材職人の厳しいプロの目で見極められて、良質で品質の安定した“山長ブランド”の紀州材が生み出されています。

このような目視による検査だけではなく、最新のグレーディングマシーンによって木材の含水率と強度を測定し、その結果を日本農林規格(JAS)の機械等級区分に基づいた形で印字します。これにより、今まで職人の経験や勘に頼りがちであった木材の性能や強度を、科学的かつ客観的な基準で表示することができるようになりました。この「性能の見える化」によって、住まい手の皆様にもわかりやすく、より安心してお使いいただける木材が出来上がるのです。

山長が長年の歴史の中で培ってきた職人の目利きの技と、最新のテクノロジーによる性能測定。この2つを兼ね備えることによって、山長の徹底した品質管理が成り立っています。住まい手の皆様の一生に一度の家づくりに、常に安定した品質でいつでもお応えできること。この「当たり前」のことをひたすら確実にやり続けることこそが、山長グループの最大の使命であると考えています。

山長商店JAS製品とは

山長商店JAS製品

長の平角JAS製品は、より安心でより安全な家づくりのための強い強度と高い安全性を兼ね備えた製品です。優れた強度を持つ美しい紀州材を、山長商店の熟練の製材技術と高度な乾燥技術で加工・生産します。
弊社は、国産無垢材を扱う工場として全国でも数少ない「機械等級区分構造用製材」JAS認定工場Aタイプの認定を受け、商品には
FIPCの認証を得て、合法木材である証明と共に「原産地」表示を行っています。

国産材で初めて横架材でJAS強度表示

山長商店 高強度の杉平角供給へ
  (2008-07-18 日刊木材新聞)

弊社は国産材工場として、国内で初めて横架材についての機械等級区分製材のJAS認定を取得し、2008年よりJAS強度表示による国産杉平角材の供給を行っています。

JAS制度とは

林物資の企画化及び品質表示の適正化に関する法律(JAS法)」に基づいて、農林水産大臣が制定した日本農林規格(JAS規格)による検査に合格した製品にJASマークを付けることを認める制度です。
これによって、製材などの農林物資の品質の改善、生産の合理化、取引の単純化、公正化などが図られることが期待されています。

JAS製材品の意義
1.JAS規格を取得することにより、国産材の信頼性が上がる

までの国産無垢材(製材品)は、乾燥が不十分で狂いが大きく強度にもバラツキがありました。品質の見極めも非常に難しく、強度と安定が求められる構造材としては「集成材」のほうが向いているとされてきました。
JAS製材品は、JAS法による品質の表示が義務づけられ、その表示から容易に強度・含水率等の木材の性能を知ることができます。含水率・強度にも一定の基準が設けられ、JAS法下では、製材品の品質が安定しています。JAS機械等級区分構造用製材は、新しい国産材の基準として注目を集めています。
山長商店では、表面割れの少なさと、低い含水率を両立させる高い乾燥技術と全量検査による徹底した強度・含水率管理を実施し、「無垢材」でも品質が「集成材」とほぼ同等に安定しているJAS製品を生産しています。

2.強い紀州材をそのままの強度で使用することができる

械等級区分では、強度と相関がある曲げヤング係数を機械を用いて測定し、その値から非破壊的に強度を推定して等級格付けします。
JAS法における機械等級区分製材には、最も高い基準強度値が与えられ、E50から20刻みでE150までの6等級に区分されます。機械等級区分の最大のメリットは、その等級通りの強度で構造計算ができることです。(図1)
紀州材は、(図3)で示すように、国土交通省告示の無等級材の基準強度を上回る杉材が多く、全体の約70%がE90以上と高い強度分布がみられます。強い紀州材をそのままの強度で使用することができる唯一の方法が「JAS機械等級区分製材」なのです。強い紀州材でもJAS製品でなければ無等級扱いとなります

同じスギでも、無等級材と比べてE90で約1.5倍、E70でも約1.3倍の強度があることがわかります。JAS製品ではこの数字がそのまま構造計算に使えます。

スギE90は、ベイマツE90より長期にわたって「たわみ量」が少ないことがわかります。

紀州材は、無等級より強いことがわかります。

構造設計の技術提携

構造設計の技術提携

共建築物木材利用推進法が制定されるなど、住宅をはじめとする建築物への木材利用は年々高まっていますが、信頼性の高い構造躯体を設計するためには、高い専門知識を持った設計士による、構造の検討がより重要となるのではないでしょうか。 お客様に信頼性の高い高品質な構造設計をご提供するため、この度、株式会社山長商店は、日本における木構造研究の第一人者である田原賢氏が代表を務める「木構造建築研究所 田原」様と技術提携を致しました。

田原 賢 氏
木構造建築研究所 田原 代表
前 大阪工業大学大学院 建築学科 客員教授

これまでに大阪市、奈良県、和歌山県等行政委員会、日本建築学会の委員を歴任。
日本建築学会において「在来木造住宅構造設計手法の開発」として研究成果を発表、日本住宅・木材技術センターにおいて木造住宅の耐震補強、国産材を用いた新たな構造設計手法を発表するなど、多数の研究実績有り。
また、OMソーラー「フォルクスC」の構造開発責任者や、杉三層パネル「Jパネル」における構造評価を担当し、年間数十棟の木造建築の構造設計や耐震補強設計を実施するなど、研究のみならず木造建築にも多くの実績がある。
ホームページ http://www4.kcn.ne.jp/~taharakn/index.html

の提携によって、弊社のお取引先工務店様、設計事務所様には、日本屈指の構造設計事務所による構造検討を比較的安価に受けて頂くことができるようになりました。木造の構造設計を専門に行なっている設計事務所は非常に数少ない中、このような確かな技術と実績を持った木構造建築研究所田原様との技術提携は、皆様の住宅設計の大きな助けになるのではないでしょうか。 構造計算はもちろん、その他構造に関するご質問も承りますので、ぜひ弊社営業担当までご連絡下さいませ。

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