杉や桧の高樹齢の林に入ると、風にそよぐ枝の音や鳥の声が聞こえ、何となく空気が緑っぽく荘厳な感じが漂っています。たたずんでいると心が洗われます。
私の好きなひと時です。
私たちは紀州の地で永年にわたり木を育ててきました。曽祖父の代に植えた木が百年を越えて今も育ち、祖父の代に植えられた木を伐って、皆様の住宅用材としてお届けするという大変息の長い仕事です。
その木は山村に生活する多くの人の継続的な労働と50年を超える時の経過によってはじめて立派な木に育つのです。歩いて1時間もかかろうかという山の上に育っている立派な杉桧の森林を見るとき、植林に、またその後10年間の下刈に毎日炎天下で労働に携わった方々のご苦労を思い、頭が下がります。
私の祖父は木を植えて手入れをする林業一筋にやってきましたが、自分の育てた木を自分の手で加工し、消費者に届けることを念願としていました。
父は林業経営を拡大し、製材所を経営し、戦後の復興期に紀州材を東京の木場の問屋さんに届けてきました。
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